今回は進撃の巨人の中でも嫌われキャラのフロック・フォルスターについて紹介。
どのように登場、成長していき、最後はどうなったのか、などについて解説していきます。
フロックは何者?
フロックはエレンたちと同じ104期訓練生です。
はじめは成績も良くなく目立つところのない青年でした。
最初から調査兵団にいたのではなく、駐屯兵団から移籍をしてきました。
特に目立った行動がなくエレンたちとの交流もそれほどなかったフロックですが、21巻でその存在感を強めていきます。
リヴァイが獣の巨人(ジーク)をしとめるため、エルヴィンと大勢の新兵たちが囮として獣の巨人に突進していく場面です。
その直前、そのまま動いても戦っても死が確定しているような状況で、フロックは本音をぶちまけて周りの新兵たちの士気を削ぎます。
馬を守っても乗って帰って生き残ることはどうせできない、最強の調査兵団がいとも簡単に殺されていく様子を見て不安がもれてしまったのでしょう。
わざわざ仲間の不安を煽るような行動をするフロックにイライラしたファンも多いと思います。
その後、エルヴィンに説得されたフロックを含む新兵は獣の巨人に向かって叫びながら突進していき、次々に投げられた石で死んでいきました。
しかし、フロックは運良く致命傷に至らず生き抜くことができ、死ぬ間際のエルヴィンを運んでエレンたちのもとへいきます。
フロックは変わりすぎ!?終盤の成長
物語の前半では、自ら調査兵団に入ることを決めておきながら、いざというときに臆病で周りをまどわす存在でしたが、終盤フロックは別人のように成長します。
ジークとの戦いで自分だけ生き残ったことに意味を見出そうとした彼は、イェーガー派のリーダーとしてミカサやアルミンたちと敵対していくのです。
イェーガー派の目的はエレンとジークを接触させ地ならしを発動し、パラディ島以外の人類を消滅させることです。
エレンからこの作戦をきいたフロックは、パラディ島の仲間を守るにはエレンについていくべきだと考えイェーガー派を指揮することにしました。
フロックはイェーガー派の思想に反対する者は仲間でも容赦なく殺していき、終始不敵な笑みを浮かべていました。
そんなフロックはジャン、ミカサ、アルミンの怪しい行動に目を光らせており、飛行船を奪うため無血突破をたくらむアルミンたちの計画は見破られていました。
フロックはかなり過激な思想の持ち主で容赦なく人を殺しますが、地ならしを発動して人類滅亡を望んだのはひとえにパラディ島の未来を願ってのこと。
大勢の仲間が死ぬ場面を目の当たりにし、自分の無力さを知っているからこそ、死んだエルヴィンのような悪魔に近い存在のエレンに運命をたくしたのでしょう。
最後
フロックは、一度は飛行船を奪われ自身も海に落ちますが、それで死んではいませんでした。
ボロボロで血を流しながらアルミンたちを追いかけ、倉庫で飛行船の整備が完成したころに姿をあらわします。
ミカサに打たれるのもおかまいなしに、最後の力で飛行船に穴を開けることに成功。
しかし、ミカサのアンカーが首に打ち込まれたことで死亡しました。
最後に「行かないでくれ、みんな殺される、俺達の悪魔それだけが希望」と言い残しこの世をさります。
人類滅亡を指揮し躊躇なく人を殺すことから、嫌いと言われることもあるキャラですが、パラディ島を守るという思いは誰よりも強く最後までぶれない心を持っていました。
【進撃の巨人】未回収の伏線・残る謎まとめ!
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