進撃の巨人は、人類と巨人との戦いがメインテーマとして描かれている作品です。
この作品には複雑な背景がありますが、その中でも一族の関係は進撃の巨人を理解する上では欠かせない要素です。
そこで今回は、進撃の巨人の中で特に重要な一族であるアッカーマン一族について紹介していきます。
アッカーマン一族には誰がいる?
アッカーマン一族と聞いて、まず頭に思い浮かぶ人物はミカサ・アッカーマンである方が多いでしょう。
しかし、アッカーマン一族は一族と書いてあるようにミカサのみではありません。
ミカサ以外の主要な人物としては
・調査兵団の兵長であるリヴァイ
・中央第一憲兵団の対人制圧部長であるケニー
この2人が挙げられます。
この3人は、それぞれ高い戦闘能力や、他のキャラクターとは違った個性が共通して見られます。
アッカーマン一族の能力とは?
アッカーマン一族の1つ目の能力は、高い戦闘能力です。
ミカサは訓練兵を主席で卒業していて、調査兵団に入団した後もミカサ1人で兵士100人に匹敵すると言われています。
また、リヴァイは調査兵団で最強の兵士と呼ばれていて、何人もの兵士が敗れた獣の巨人と一対一でほぼ互角の勝負を繰り広げています。
これらのことから、アッカーマン一族は飛びぬけて戦闘能力が高いことが分かります。
アッカーマン一族の2つ目の能力は、優れた危険察知能力です。
この危険察知能力が分かるシーンは25巻の102話で、車力の巨人からの攻撃を受けたところです。
ここでは、他の兵士は車力の巨人からの攻撃を避けられていなかったり、ギリギリで避けられたりしています。
しかし、ミカサとリヴァイは即座に気付き、攻撃を避けています。
このときの車力の巨人は銃で攻撃をしたため、普通であれば銃弾を事前に避けることは不可能です。
アッカーマン一族の強さの理由
アッカーマン一族は驚異的な強さを誇っていますが、その強さの秘訣は「巨人科学の副産物」と呼ばれるものです。
巨人科学とは、エルディア人を巨人にして兵器として使うための研究の過程です。
そして、そのときに生まれた一族が巨人の能力を一部持った状態であるにも関わらず、人間の姿のまま戦えるアッカーマン一族です。
しかし、この巨人の強さを生まれた瞬間から使えるのではなく、誰かを自分の宿主としたり、極限状態で主の命令を聞いたりしなければその能力が使えないという条件があります。
例えば、ミカサがアッカーマン一族の能力に目覚めた瞬間は、幼少期に恩人であるエレンが殺されそうになっているときです。
そのときは今まで殺人犯に対抗できなかったミカサが別人のような動きで、相手を圧倒しています。
アッカーマン一族の歴史
最後に、アッカーマン一族がどのような存在だったのかについて紹介します。
アッカーマン一族は他にはない飛びぬけた強さを持っているのだから、今まで貴族並みの生活をしてきたのだろうと思いがちですが、実際はそうではなく迫害されていた過去がありました。
その理由は、アッカーマン一族だけ唯一、記憶の改ざんが出来なかったからです。
カール・フリッツは壁の外に人はおらず、壁の中にだけ人がいると信じ込ませるためにすべてのエルディア人の記憶を改ざんしました。
しかし、アッカーマン一族だけは記憶の改ざんができなかったため、王政は自分たちの思惑通りにならないことを恐れ、迫害することにしたのです。
ミカサが幼少期住んでいたところが人気のない所だった理由は、このような背景があったからかもしれません。
まとめ
アッカーマン一族の能力の説明が細かく書いてある場所は少なかったり、未だに不透明なとこも多々あります。
しかし、アッカーマン一族を理解することで、進撃の巨人の背景やキャラクターの考えていることがより一層理解できます。
そのため、ぜひこれを機に進撃の巨人に登場するキャラクターのことを掘り下げてみてください。
【進撃の巨人】未回収の伏線・残る謎まとめ!
続きを見る